ロシアなどで収集した戦没者遺骨を取り違えていた問題で、厚生労働省は17日、遺骨の科学的な鑑定や研究を行う「戦没者遺骨鑑定センター」を16日付で省内に設置したと発表した。センター長に信州大医学部法医学教室の浅村英樹教授を任命した。
厚労省によると、センターの業務は(1)遺骨の科学的鑑定(2)鑑定に関する研究(3)遺骨収用に関する技術的事項(4)諸外国の鑑定機関との共同鑑定。センターを適正に運営するため、法医学や人類学の専門家で構成する運営会議(座長は浅村教授)を開催し、新たな鑑定技術の活用などを議論する。