俳優の三浦春馬さん(享年30)が18日に亡くなったことを受け、所属事務所のアミューズは20日、同社のホームページ(HP)で追悼コメントを発表するとともに、三浦さんの密葬がすでに執り行われたことを報告した。
三浦さんは平成2年生まれ、茨城県出身。9年のNHK連続テレビ小説「あぐり」で子役としてデビューした後、18年に日本テレビ系で放送されたドラマ「14才の母」でヒロインの恋人役を演じ、注目された。
追悼コメントでは、生前の三浦さんについて「中学生の頃から16年という長きにわたって共に夢を語り、歩んできた大切な仲間」と振り返り、「一つ一つの作品に向かうエネルギーによって、本当に眩(まぶ)しく輝いていた彼の魂は、これまでの多くの作品と、それを受け取った全ての方の心の中で、決して失われることなく輝き続けることと思います」と記した。
三浦さんの葬儀は親族と相談の上、すでに密葬として執り行ったという。新型コロナウイルスの感染予防に配慮しながら、ファンや関係者に向けたお別れの会を別途、検討していることも明かした。
アミューズがHPに発表した文書の全文は次の通り。
◇
ファンの皆さま、関係各位
これまで三浦春馬を応援してくださった皆さまにご報告させていただきます。
2020年7月18日午後2時10分、三浦春馬(享年30歳)が、都内の病院で亡くなりました。
中学生の頃から16年という長きにわたって共に夢を語り、歩んできた大切な仲間のあまりにも突然の訃報に接し、弊社所属アーティスト、スタッフ共に、悲しみという感情を超えて茫然(ほうぜん)自失としており、悔やんでも悔やみきれないという思いです。
彼の役者として仕事と向き合う姿勢は勿論(もちろん)、普段から誠実でチャーミングな人柄は、多くのファンの皆様、社内外の多くのアーティスト、スタッフからも愛されておりました。
一つ一つの作品に向かうエネルギーによって、本当に眩しく輝いていた彼の魂は、これまでの多くの作品と、それを受け取った全ての方の心の中で、決して失われることなく輝き続けることと思います。
いまだ信じがたく受け入れがたい気持ちであり、深い悲しみの中におりますが、三浦春馬は今後もアミューズのアーティストであり、私たちのかけがえのない仲間であることに変わりはありません。
葬儀につきましては、ご親族の方とも相談の上、すでに密葬というかたちで執り行わせていただきました。何卒、ご理解いただけますようお願い致します。
これまでお世話になりました関係者の皆さま、応援してくださったファンの皆さまにつきましては、新型コロナウイルスの感染予防にも配慮した上で時期を考慮し、お別れできる機会を別途、設けさせていただければと考えております。
詳細につきましては、後日ご案内させていただきますので、いましばらくお待ちください。
尚、マスコミの皆さまにおかれましては、ご親族への取材や、憶測での記事掲載などはご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます。