加州コロナ感染、米最多に NY州抜く、規制を再強化


 カリフォルニア州のニューソム知事は22日の記者会見で「より警戒し、個々の行動に注意を払い、責任感を持たなければならない」と強調し、感染拡大の抑止に向け自制的な行動を住民に呼び掛けた。

 同州は他州に先駆け3月半ばに外出禁止措置を導入し、当初は流行を抑え込んだが、経済活動の再開が進んだ6月中旬以降、感染者数が一気に増加した。

 6月18日に外出時のマスク着用義務付けを打ち出し、今月17日には特定の地域に限定していたレストランなどの屋内営業禁止を州全域に拡大した。それでも流行の勢いは収まらず、22日の新規感染者数は1万2807人と過去最高を記録した。一方、ニューヨーク州では3月後半から4月にかけて深刻な被害に見舞われたが、その後は新規感染者数の減少が続き、6月上旬以降は千人を下回る日が続いている。

 ニューヨーク市でレストランの店外飲食や小売店の店内販売が可能となったのは6月下旬で、今月20日からの規制緩和第4段階では店内飲食や映画館の再開が見送られるなど、慎重な対応が奏功しているとみられる。感染拡大は南部でも顕著で、フロリダ州の感染者数は約37万4千人、テキサス州も約35万1千人に上っている。(共同)



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