米司法省は26日までに、中国の情報機関のために米国で情報収集活動をしていたとしてシンガポール人の男を訴追した。男は日本による米からの最新鋭ステルス戦闘機F35購入が地域情勢に与える影響についても情報収集していたという。米メディアによると、男は司法取引で罪を認め、10月に量刑が言い渡される予定。
司法省などによると、男はヨー被告。シンガポール国立大大学院在学中だった2015年に北京に渡航し、中国の情報機関にリクルートされた。偽の外交コンサルト会社を設立し、インターネット交流サイトなどを通じて米軍や米政府関係者と接触し情報を引き出したという。
15年ごろには、米空軍のF35計画に関わる民間人から日本のF35購入が地域情勢に与える影響についての情報を入手。報告書にまとめ中国の情報機関に提出したという。(共同)