週明け27日のニューヨーク金先物相場は7営業日続伸し、取引の中心となる8月渡しが前週末比33・50ドル高の1オンス=1931・00ドルで取引を終えた。中心限月の終値としての過去最高値を2営業日連続で更新した。
新型コロナウイルスの感染拡大に加え、米中対立の激化に対する懸念も強まり、比較的安全な資産とされる金の逃避買いが続いた。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加金融緩和観測から金市場への資金流入が続くとの期待も高まった。
金はドルの代替資産と位置づけられており、最近のドル安傾向によって価格が押し上げられている。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、金相場は半年以内に1オンス=2千ドル超に上昇する可能性があるとの専門家の見方を伝えた。(共同)