沖縄県は30日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに49人確認されたと明らかにした。同県の1日あたりの発表分では4日連続で過去最多を更新し、県内の感染者数の累計は324人となった。急速な感染拡大を受け、玉城デニー知事は同日、クラスター(感染者集団)が発生した那覇市松山の繁華街のキャバレーやナイトクラブなどに対し、8月1~15日の休業を要請した。
県によると、新たに確認された49人のうちほぼ半数の24人が那覇市在住で、隣接する浦添市なども合わせると、ほぼ9割が中南部地域に集中している。
30日に会見した玉城氏は(1)夜の繁華街へ行くことは控え、とくに松山地域への外出は自粛する(2)飲食を伴う会合は可能な限り控え、実施する場合も少人数、短時間とする(3)中南部地域とその他の地域との移動は慎重に判断する-ことなどを求めた。
県の要請に従い、松山地域で休業したナイトクラブなどの事業所には協力金20万円を支給する。