ユーロ圏GDP 年率換算40%減 4~6月期 過去最悪 景気悪化は深刻

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新型コロナウイルスについて語るミシェルEU大統領(AP)

新型コロナウイルスについて語るミシェルEU大統領(AP)

 【ロンドン=板東和正】欧州連合(EU)統計局が31日に発表したユーロ圏19カ国の2020年4~6月期の実質域内総生産(GDP、季節調整済み)暫定速報値は前期比12・1%減だった。このペースが1年間続くと仮定した年率換算では40・3%減。新型コロナウイルス感染拡大の悪影響で、記録のある1995年4~6月期以降で最悪となった。

 EU欧州委員会の最新の予測によると、ユーロ圏の20年通年の実質GDPは前年比8・7%減になる見通し。ユーロ圏は、新型コロナの感染拡大を防止するために導入された外出制限などの影響で経済活動が低迷している。欧州最大の経済国であるドイツの連邦統計庁が7月30日発表した2020年4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比10・1%の大幅減だった。

 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は7月16日、ユーロ圏の景気の先行きが「極めて不透明だ」と指摘し、大規模な金融緩和政策の維持を決めた。EU首脳会議も同月21日、経済再建に向け、7500億ユーロ(約93兆円)の「復興基金」の設立に合意したが、新型コロナの感染拡大の「第2波」への懸念が強まる中、経済が順調に持ち直すかどうか予断を許さない状況が続いている。

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