感染再拡大「憂慮すべき状況」 菅官房長官、緊急事態宣言は否定的

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会見に臨む菅義偉官房長官=7月31日、首相官邸(春名中撮影)

会見に臨む菅義偉官房長官=7月31日、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は31日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染再拡大に関し「一部地域では、感染拡大のスピードが増しており、憂慮すべき状況だ。保健所や医療機関に悪影響が生じている」との認識を示した。

 一方で、緊急事態宣言に関しては「現時点で緊急事態宣言を再び発出し、社会経済活動を全面的に縮小させる状況にあるとは考えていない」と重ねて強調した。

 また、菅氏は記者団から再拡大する「第2波」の基準を問われ「厳密な定義を置いているわけではない。現在の感染状況は3月、4月とは異なる状況と考えている」と説明。同時に「感染拡大の次なる波に万全の対策を期していきたい」と強調した。 

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