30歳年下の女性研究員殺害の経緯とは… 無職男が供述


30歳年下の女性研究員殺害の経緯とは… 無職男が供述

 熊本市で9月、熊本大研究員の女性=当時(35)=が殺害された事件で、殺人の疑いで再逮捕された同市中央区の無職熊谷和洋容疑者(67)が「うそがばれて口論になり、黙らせるため、ひもで首を絞めた」と供述していることが23日、熊本県警への取材で分かった。熊本地検は同日、殺人と死体遺棄の罪で、熊谷容疑者を起訴した。

 県警によると、熊谷被告は4月まで女性が住むマンションで清掃員として勤務。顔見知りになり、「マスクを寄付するのでデザインを手伝ってほしい」などと持ち掛け、連絡先を交換していた。女性へ複数回、連絡していたことも確認されており、県警は女性宛ての手紙も押収している。

 殺害の状況については「ひもは自分が持っていたもので、後ろから首を絞めた。ひもは捨てた」と説明。熊谷被告の腕には女性が抵抗した際にできたとみられる傷もあった。

 起訴状などによると、熊谷被告は9月6日午後4時20分から6時7分までの間、自宅がある集合住宅の出入り口付近で、楢原知里さんの首をひも状のもので絞めて殺害し、遺体を近くの側溝に遺棄したとされる。 (松本紗菜子)



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