「現代車のEVにサムスンが作ったバッテリー搭載」…現実化するか(2)


◆コナEVの火災が変数に?

最近相次いでいる現代車コナ・エレクトリックの連続発火事件が今回の入札にどのような影響を与えるのかに対しても、業界の耳目が集中している。国土交通部は8日、コナ・エレクトリックに対するメーカーリコールを発表した。当時、バッテリー陽極と陰極を分ける分離膜の損傷が火災原因だと指摘されていたが、バッテリーメーカーであるLG化学が反発してひとまず再調査が行われている。過去に現代車はジェネシス(Genesis)に供給されたハンコックタイヤのタイヤが品質問題で全量交換になった後、ハンコックタイヤを事実上現代・起亜車の新車用タイヤ(OE)納品処から除外したことがある。

◆バッテリー契機に協力拡大へ?

実際、サムスンSDIが現代車のE-GMP物量の獲得に成功すれば、両グループ間の協力はバッテリーに終わらないだろうという見方がある。LGエレクトロニクスも現在、現代車に電装部品を大量に納品している。サムスンとしても現代車は手元に置いておきたい「ビッグバイヤー(Big Buyer)」だ。サムスン電子は2017年、80億ドル(現レートで約8360億円)を投じて、米国のハーマン(Harman)を買収して電装事業を強化すると明らかにしたが、まだ期待していたほどの成果を出すことができていない状況だ。匿名を求めた財界関係者は「サムスンの立場では現代車というグローバル・カーメーカーとの協力は必須」とし「電気自動車自体が次第に電子製品へと進化しているところなので、中長期的にはサムスン電子が現代車との取引きを通じてより多くのものを得ることができるだろう」と話した。



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