【AFP=時事】今年最強の勢力に発達した台風19号(アジア名:コーニー、Goni)が1日、フィリピンに上陸した。当局は最も被害を受けるとみられる地域に「壊滅的な」暴風雨を警告しており、すでに30万人超が自宅から避難している。
【写真】台風19号が上陸したフィリピンで、豪雨により増水した川
同国気象当局によると、台風19号は、1日午前4時50分(日本時間同午前5時50分)に最大風速62.5メートルでカタンドゥアネス島(Catanduanes Island)に上陸。今後12時間で、ルソン(Luzon)島南端とカタンドゥアネス島を含むビコール(Bicol)地方は「壊滅的な暴風と猛烈な雨」に見舞われるとしている。
台風19号はフィリピンに接近するにつれて勢力を増し、「スーパー」台風に発達した。自然災害が多発する同国のビコール地方は、1週間前にも台風18号(アジア名:モラヴェ、Molave)に見舞われた。
台風18号では22人が犠牲となり、低地の村々や農場が洪水の被害に遭った。この台風はその後、南シナ海(South China Sea)を横断しベトナムへ向かった。【翻訳編集】 AFPBB News