英、5日からロックダウン ジョンソン首相「行動しなければ死者1日数千人」

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英、5日からロックダウン ジョンソン首相「行動しなければ死者1日数千人」

 新型コロナウイルス感染拡大の「第2波」を受け、英国のジョンソン首相は10月31日夜(日本時間11月1日未明)、イングランド全土に一斉外出制限措置を発令すると発表した。学校閉鎖はしないが、生活必需品を扱う商店以外は営業停止となり、不要不急の外出が認められない事実上のロックダウン(都市封鎖)となる。11月5日から12月2日までの4週間を予定している。

【図解でおさらい】緊急性の高い症状

 ジョンソン氏は記者会見で「行動しなければ、4月よりも多い、1日数千人の死者が出るかもしれない」と述べて国民に理解を求めた。政府は4日までに議会の承認を得て制限措置を発動する方針。レストランやパブなどの飲食店は宅配やテークアウトを除き、営業を禁じられる。制限は英国人口の8割以上が住むイングランドが対象で、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは各自治政府が対応を決める。

 欧州で新型コロナによる死者が最多の英国では、夏に低い水準で推移していた感染者数が9月以降増加。英政府は経済への打撃を防ぐため、感染拡大の危険度をレベル分けして、地域ごとに規制の濃淡をつける手法などで対応してきた。しかし、10月31日段階でも新規感染者が春の「第1波」ピーク時の3倍以上となる2万1915人に上るなど拡大は収まらず、今春に続くイングランド全土での外出制限規制に追い込まれた。英国の累積感染者数は31日で100万人を超えた。

 英メディアによると、英政府の緊急時科学諮問グループは今夏の段階で、最悪の場合、今冬の新型コロナによる国内死者数を、これまでの累計死者数4万6000人を大幅に上回る8万5000人と推計。しかし、英BBCなどによると、同グループは10月になって、現状は「最悪のシナリオ」を超える勢いだと警告した。

 欧州各国は第1波での経済的ダメージから、部分的な社会規制で第2波に対応してきたが、感染拡大が収まらず、フランスが10月30日から12月1日までの全土外出制限に入り、ドイツも11月2日から飲食店などを営業禁止にする部分的ロックダウンに入っている。【ロンドン服部正法】

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