橋下氏「3度目ない。松井市長も政界引退をすると」


橋下氏「3度目ない。松井市長も政界引退をすると」

住民投票で「大阪都構想」否決の第一報に最初に構想を提唱した橋下徹前大阪市長(51=元大阪府知事)は1日、生出演したフジテレビ系情報番組「Mr.サンデー」で「3度目の住民投票はない。松井市長も政界引退をするといっているし、今後は吉村府知事の世代を中心として府と市が協調していくことで進んでいくと思います」と話した。

【写真】大阪府都構想が否決され会見に向かう吉村洋文大阪府知事と松井一郎大阪市長

さらに「この構想を提唱してから10年です。私が府知事になったころは府と市が対立していて、どーしょもない関係だったが、この都構想から協調できる関係性ができあがったととらえている」とした上で、「大阪の民主主義はレベルアップした」と都構想をブチ上げた意義について語った。

◆大阪都構想 府知事と市長を務めた橋下徹氏が10年に提唱。政令指定都市の大阪市を廃止して東京23区と同様の特別区に再編する構想。成長戦略など広域行政を大阪府に一元化し、特別区が住民サービスを担う。賛成多数で可決されていれば、大阪市は25年1月1日に廃止され、政令指定都市が廃止されれば1956年の制度創設以来、初めてだった。特別区は「淀川」「北」「中央」「天王寺」の4特別区への再編案だった。

◆維新 10年4月、大阪府知事だった橋下徹氏が大阪都構想を掲げて地域政党「大阪維新の会」を結成。代表に就任。11年11月、大阪府市トップの「ダブル選」で市長に橋下氏、知事に松井一郎氏が当選。12年9月、橋下氏が国政政党「日本維新の会」を結党。14年6月、分党。15年5月、大阪都構想が住民投票で否決。橋下氏は政界引退を表明。その後、維新の党は分裂。新たな国政政党「おおさか維新の会」を結成。16年8月、国政政党名を再び「日本維新の会」に変更した。



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