期日前投票9300万人、開票遅れ不可避 トランプ氏「フライング宣言」検討報道も

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期日前投票9300万人、開票遅れ不可避 トランプ氏「フライング宣言」検討報道も

 米大統領選は3日、投開票される。新型コロナウイルス感染拡大を受け、郵便投票を含む期日前投票が急増した今回は、開票の遅れが予想される。開票日に勝敗が判明しない可能性もあるが、共和党のドナルド・トランプ大統領(74)陣営が一方的に勝利宣言をすることを検討しているとの報道もあり、混乱への懸念が広がっている。

 フロリダ大の米選挙プロジェクトの集計によると、1日現在で9325万人が期日前投票を済ませた。2016年大統領選の投票総数の3分の2にあたる。各地の選管当局は当日投票分と期日前分の2種類の開票と集計を行うことになり、大勢判明は遅れる見込みだ。

 多数の人々が集まる投票所に行く必要がない郵便投票は、新型ウイルスの脅威を深刻視する民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)を支持する有権者が多く利用している。一方で、トランプ氏の支持者は一定数が選挙当日に投票するとみられている。多くの州が当日投票分を先に開票・発表するため、3日夜の早い段階では「トランプ氏優勢」の途中集計が発表される可能性がある。

 ニュースサイト・アクシオスは1日、複数の関係者の話として、トランプ氏が「開票で自身が先行しているように見えた段階で」勝利宣言の演説を行う意向だと報じた。またニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ氏が3日夜、ホワイトハウスに支持者ら約400人を招待し「開票パーティー」を開く予定と伝えている。

 各種情勢調査でバイデン氏のリードが伝えられるなか、トランプ陣営は今後の裁判闘争も視野に、州によっては3日以降の到着分もカウントされる郵便投票は「正当性を欠き無効」との指摘を繰り返している。早い段階での勝利宣言もその主張に沿ったものだが、強行した場合は各地で抗議行動が起きるとみられている。

 トランプ氏は1日、中西部アイオワや南部フロリダなど5州で大規模集会を開催し、再選への支持を訴えた。記者団に「フライング勝利宣言」の可能性を問われると「誤報だ」と否定する一方、「投開票日後も票の集計が許されるなど、とんでもないことだ」と主張。アイオワの集会では「選挙結果は11月3日に判明しなければならない」と語った。

 一方、バイデン氏は東部ペンシルベニア州各地で遊説。記者団に「大統領に選挙を盗むようなことはさせない」と強調した。陣営は3日夜の比較的早い段階で大勢が判明する見込みのフロリダや西部アリゾナ、南部ノースカロライナなど接戦州で着実に勝利し、トランプ陣営に論争の余地を与えぬ大差で勝利することを目指している。【ワシントン高本耕太】

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