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【ニューヨーク＝村山誠】３日の米大統領選投開票日を前に共和党のトランプ大統領と民主党のジョー・バイデン前副大統領が最終盤の追い込みをかける中、米国内では両候補支持者の衝突や混乱に乗じた暴動が起きかねないとして緊張が高まっている。１日には、トランプ氏の支持者の車列がニューヨーク州の橋を一時封鎖するなどの混乱が起きた。
米ＮＢＣテレビなどによると、ニュージャージー、ニューヨーク州などの高速道路で１日、「トランプ２０２０」「米国を再び偉大に」などと書いた旗を掲げた数百台の車列が、減速運転や一時停止を繰り返しながら示威行動を展開し、周辺では大渋滞が起きた。
米ＣＮＮによると、トランプ氏の支持者によるこうした活動は全米各地に広がっている。テキサス州の高速道路では１０月３０日、移動中だったバイデン陣営の選挙運動用バスを、１００台近いトランプ氏支持者の車列が追跡の末に取り囲み、警察が出動する事態となった。
首都ワシントンやニューヨークなどでは、破壊や略奪を懸念する店舗が投開票当日の不測の事態に備え、窓に板を張り付けるなどの作業を進めている。
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