愛知県清須市で8日早朝、住宅の郵便受けから新聞を盗んだとして53歳の男が現行犯逮捕されました。
周辺では同様の被害が10件以上相次いでいることから、警察が男の余罪を追及しています。
現行犯逮捕されたのは、清須市西枇杷島町の無職・冨田秀樹容疑者(53)で、8日午前5時半ごろ、清須市の男性(57)の自宅郵便受けから朝刊とスポーツ紙を盗んだ窃盗の疑いが持たれています。
警察によりますと、周辺では今年5月末以降、ポストから朝刊が抜き取られる同様の被害が相次ぎ、新聞販売店から相談を受けた警察が警戒を続けていました。
その後夏場になると、一時期被害は止んだものの、10月に入ると再び発生。愛知県警西枇杷島署がそれまでの被害状況から「日曜日の朝」に犯行が行われる可能性が高いと分析し、8日早朝から警戒していたところ、冨田容疑者が新聞を抜き取る場面を目撃したということです。
冨田容疑者は警察官に声をかけられた際、「返せばいいだろう」などと話していたということですが、警察官が「そういう問題ではない」と諭し、その場で逮捕に至りました。
逮捕後の調べに対し、冨田容疑者は容疑を認めています。これまでに同様の被害は10件以上に上るということで、警察は、詳しい動機を調べるとともに余罪を追及しています。