スナックで女性従業員10人感染、狭い待機場所でマスク外していたか


 長野県と長野市は7日、県内で新たに計18人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち同市権堂町のスナックでは20~50歳代の女性従業員計10人の集団感染を確認。県内の累計感染者数は369人となった。いずれも軽症か無症状だという。

 長野市によると、集団感染は「クラブ ハート オブ ピナイ」で発生した。感染した女性従業員は同市在住が8人、中野市在住が2人。長野市の50歳代女性が2日、38度台の熱が出て、6日に陽性と判明した。この女性の濃厚接触者として、同店に勤務する女性を検査したところ、7日に9人の感染が分かった。

 感染した女性らは10月28日~11月1日と同4~5日に推計で40人程度の客と接触していたことから、長野市保健所は「この期間に店舗を訪れた人は症状の有無にかかわらず、保健所に相談してほしい」と呼びかけている。

 同店では、接客の際に女性はマスクを着用し、席の間隔も離すなどの感染防止対策を取っていたという。集団感染が起きた要因について、同保健所の小林良清所長は「狭い場所で待機している場面で、従業員同士がマスクを外して接触していた可能性がある」との認識を示した。

 一方、県によると、7日は伊那市の10~80歳代の男女計5人の感染を確認。50歳代男性と同居する80歳代女性、40歳代女性と同居する10歳代小学生の女児と70歳代男性がそれぞれ感染した。



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