トランプ米大統領、アフガンとイラクの米軍をさらに削減へ

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トランプ米大統領、アフガンとイラクの米軍をさらに削減へ

ドナルド・トランプ米大統領が、アフガニスタンとイラクに駐留するアメリカ軍をさらに削減する見通しだ。国防総省筋の話として16日、米メディア各社が伝えた。

現在、アフガニスタンには5000人、イラクには3000人のアメリカ兵がいる。大統領令では、これを来年1月半ばまでにそれぞれ2500人に縮小するという。

トランプ大統領は先に、今年のクリスマスまでに「全ての」駐留米軍を帰国させたいと話していた。

3日に行われた大統領選ではジョー・バイデン次期大統領の勝利が確実となったが、トランプ氏は敗北宣言をしていない。

駐留米軍の削減は来年1月15日までに完了する見通しで、これはバイデン氏の宣誓式が行われるわずか数日前となる。

トランプ氏のこの計画は、与党・共和党内でも批判を浴びている。共和党幹部のミッチ・マコネル上院院内総務は、アフガニスタンとイラクの武装勢力はこの計画を「歓迎する」だろうと指摘した。

16日の上院でマコネル氏は、「我々はアメリカの国家安全保障や利益をテロリストから守るために、限定的ではあるが重要な役割を担っている。その世界で最も強力な軍隊が永久に国に帰るのは、テロリストが願ってやまないことだろう」と述べた。

トランプ大統領は長年、米軍の海外派遣はコストがかかり効果が低いとして、帰還を求めていた。

AP通信によると、軍幹部らは先週末に削減の計画を聞かされた。大統領令はすでに作成されているが、まだ指揮官には送られていないという。

米国防総省は9月にも、イラクに駐留する兵士を数週間で5200人から3000人に減らすと発表していた。

当時、米軍の中東指揮官を務めるケネス・マケンジー将軍は、残る米兵はジハード主義組織「イスラム国(IS)」の「生き残りを根絶する」ため、イラク治安部隊を支援し続けると説明していた。

アメリカが主体となった有志連合軍は2003年にイラクに侵攻し、当時のサダム・フセイン大統領を打倒。大量破壊兵器を探すとしていたが、後にそうした兵器は存在しなかったことが明らかになった。

一方のアフガニスタンには、米軍は2001年から駐留している。2001年9月11日の同時多発テロの数週間後、やはりアメリカが主体となった連合軍がアフガニスタンで反政府武装勢力タリバンを一掃した。

タリバンはその後、勢力を取り戻し、2018年までにアフガニスタンの3分の2で活動している。

アメリカは今年2月にタリバンと歴史的な和平合意を結び、その一環としてアフガニスタンから順次、軍の撤退を始めている。

しかしマケンジー将軍を初めとする軍幹部は過去に、米軍を早急に撤退させればタリバンとアフガニスタン当局との和平交渉を損なうと警告していた。

(英語記事 Trump ‘to bring more US troops home’)

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