(CNN) バイデン次期米大統領は17日、来年1月の就任後のホワイトハウス高官人事を発表した。
バイデン陣営の戦略責任者でスピーチの作成や広報を取り仕切ったマイク・ドニロン氏を上級顧問に、オバマ政権やクリントン政権下のホワイトハウス経験がある陣営幹部のスティーブ・リケッティ氏を大統領顧問にあてる。
ジェニファー・オマリー・ディロン選対本部長は副首席補佐官に就任。セドリック・リッチモンド連邦下院議員は議員を辞職し上級顧問と市民参加室室長を兼任する。なお、首席補佐官には長年の側近ロン・クレイン氏をあてることが既に発表されている。
ジュリー・チャベス・ロドリゲス選対副本部長は政府間問題室室長となる。同氏は民主党予備選ではハリス次期副大統領の側近トップを務め、オバマ政権では特別補佐官の職にあった。
バイデン陣営の法律顧問を務めたダナ・レムス氏は大統領の法律顧問に、バイデン氏の選挙期間中の旅程を取り仕切ったアニー・トマシニ氏は大統領執務室の管理責任者となる。
移行チームはジル・バイデン夫人の側近人事も発表。元駐ウルグアイ大使のジュリッサ・レイノソ・パンタリオン氏をジル氏担当の主席補佐官に、陣営でジル氏の補佐にあたったアンソニー・バナル氏を上級顧問に据える。
バイデン氏は選挙期間中、新型コロナウイルス流行の影響で自宅から選挙戦を展開。バイデン氏夫妻に日頃から会っていたのはトマシニ氏とバナル氏だけで、その他の側近はリモートで活動していた。