GoToイート 「無限」から食事券へ

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 「これだけ多くの人が取り組みを知って関心を持ってくれるキャンペーンは1社ではできないし、外食に行く動機づけにもなった。ありがたかった」

 「鳥メロ」や「ミライザカ」などを展開するワタミの広報担当者は、約1カ月半足らずで終了を迎えるポイント付与事業の後押し効果を強調する。同社では全業態がGoToに参加したが、開始直後の1週間におけるインターネットの予約件数は、前週比で約6倍に跳ね上がったという。

 飲食店向け予約サービスなどを手がけるトレタによると、9月まで前年の6割台だった外食の来店客数は事業が始まった10月の第1週から7割台に回復。直近では8割台に拡大した。担当者は「事業に参加しているサイトからの予約が約2・6倍で、相関関係がみられる」という。

 居酒屋チェーン「塚田農場」を運営するエー・ピーホールディングス(HD)も今週の予約件数が前週比1・2倍を超えたという。野本周作最高執行責任者(COO)は「ポイント付与期間中の予約は増え、業績への恩恵があった」と評価している。

 回転ずし大手のくら寿司は、ポイントを利用して飲食をしても、また飲食に使えるポイントがつくため、繰り返し飲食ができる「無限くら寿司」と呼ばれる手法が注目を集めた。10月の既存店売上高は前年同月比で26・1%増で、同社は「既に11月末ごろまで予約で埋まり、ポイント利用もできるので、年末年始に向けお得な商品なども検討する」と前を見据える。

 一方、東京都でも20日から始まるプレミアム付き食事券事業への期待も高い。すかいらーくHDは「ポイント付与も効果があったので食事券も一定の利用が見込めるのでは」と話す。

 ただ、新型コロナの全国の新規感染者数は18日に過去最多を更新しており、政府は大人数での飲食を避けるなどの対策を呼びかけている。エー・ピーHDの野本氏は「未利用のポイントも8割程度残っているとみられるのでこれからが勝負。今後の感染拡大に自治体がどう対応するかが関心事で、ポイントの期限延長があれば消費者も業界も安心できるのでは」と指摘した。

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