去る1月 川崎市の多文化交流施設“ふれあい館”に「韓国人を抹殺しよう」という脅迫のハガキを送った70代の日本人が、懲役1年の宣告を受けた。
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朝日新聞によると、横浜地裁の川崎支部は 威力業務妨害の容疑で起訴された荻原誠一被告(70)に、懲役1年を今日(3日)宣告した。
荻原被告は、昨年12月と今年1月にそれぞれ「在日朝鮮・韓国人をこの世から抹殺しよう。生き残っていたら残酷に殺そう」、「ふれあい館を爆破する」と書いたハガキをふれあい館に送った容疑で裁判に至った。
裁判官は、川崎市の元公務員であった荻原被告が、在職当時 部下であった在日韓国人に恨みをもっていたことが動機だと指摘し「反省の兆しがみられない」とし、検察の求刑より1年減刑の懲役1年を宣告した。
荻原被告の弁護人は「罪を認め、反省している」として執行猶予を求めていたが、受け入れられなかった。