中国政府は8日、アメリカが香港問題に絡んで全人代(=全国人民代表大会)の幹部への制裁を発表したことに対し、「横暴で正気ではない行為だ」と猛反発しました。
アメリカのトランプ政権は7日、中国の国会にあたる全人代の幹部14人に対し、資産の凍結やアメリカへの渡航禁止などの制裁を科すと発表しました。
これに対し中国外務省の華春瑩報道官は、8日、「中国政府と国民は、横暴で正気を失った悪質なアメリカの行為を強く非難する」と述べました。また「誤った決定を直ちに撤回すべきだ」と述べた上で、報復措置も辞さない考えを示しました。
トランプ政権は今月に入り香港情勢などに絡んで中国への制裁を相次いで打ち出していますが、中国側も批判のトーンを強めています。