【北京共同】中国の習近平国家主席が2016年の国内報道関係者との会合で西側メディアについて、イデオロギー的偏見に基づき中国の政治体制を攻撃しており、絶対的な「報道の自由」などというものは誤りだと激しくののしっていたことが12日までに分かった。中国で先月出版された習氏の発言集で判明した。
発言集は13~20年の発言をまとめた「党の宣伝思想工作を論ず」(中央文献出版社)。習氏は16年2月19日の会合で「西側メディアは(1)他国のマイナス面(2)スキャンダルや暴力(3)針小棒大なニュース―ばかり報じている」と批判した。