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【ワシントン＝海谷道隆】米共和党上院トップのミッチ・マコネル院内総務は１５日、議会で演説し、１４日に行われた大統領選の選挙人投票を受け、バイデン次期大統領への祝意を表明した。１１月７日に大統領選の大勢が判明してから１か月以上を経て、ようやくバイデン氏を「次期大統領」と公式に認めた。敗北を認めていないトランプ大統領の孤立はいっそう深まった。
【写真】フォトグラファーが捉えた貴重な一瞬
選挙人投票では、バイデン氏が当選に必要な過半数の票を獲得した。マコネル氏は「大統領選が異なる結果となることを望んだが、我々の統治体制には誰が大統領に就任するかを決めるプロセスがある」とした上で、「本日、バイデン氏に祝意を表したい」と述べた。
マコネル氏は、トランプ氏には選挙結果に異議を唱える権利があるとし、バイデン氏の勝利を認めてこなかった。重鎮のマコネル氏が勝利容認に転じたことで、共和党内でバイデン氏を次期大統領と認める動きが進む可能性が高い。
バイデン氏は記者団に、マコネル氏に電話で謝意を伝えたと明かし、「我々は多くのことで意見は異なるが、協力できる分野もある」と語った。早期に会談することでも一致したという。
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