【北京共同】中国人民解放軍が軍創設100年の2027年までの目標として、アジア太平洋地域で米軍と均衡する軍事力を確保し、米軍の台湾などへの接近を阻止することを新たに設定したとみられることが分かった。複数の中国筋が18日までに明らかにした。
最近、南シナ海や台湾海峡で中国軍が演習や偵察行動を活発化させているのは目標達成へ向けた一環といえる。米軍は中国軍の海洋支配に警戒感を強めて南シナ海で「航行の自由」作戦などで対抗しており、今後も同地域で軍事的な緊張が高まっていくのは確実だ。
アジア太平洋地域で確固たる地位を築き、台湾統一への布石にする狙いとみられる。