(CNN) 米海軍は21日、原子力潜水艦「ジョージア」が同日、イランに近いホルムズ海峡を通過したことを明らかにした。海軍が原潜の動きを公表するのは異例。
海軍は声明で、ジョージアがミサイル巡洋艦2隻とともにホルムズ海峡を通過し、ペルシャ湾に入ったと発表した。
さらにジョージアの能力について、対地巡航ミサイル「トマホーク」を154発搭載可能と強調した。
米当局者らの間では、米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害してからちょうど1年となる来月3日に合わせ、イランが米国に攻撃を仕掛ける可能性が指摘されている。
イランの隣国イラクでは20日夜、米大使館周辺にロケット弾8発が撃ち込まれた。
ポンペオ米国務長官は「イランの支援を受ける民兵組織」による攻撃だとする声明を発表。これに対し、イラン外務省の報道官は21日の記者会見で強い反発を示し、「イラン大使館も同じ区域にある」「米国務長官の声明を強く非難する」と述べた。