農心辛ラーメンブラック[写真=農心提供]
インスタグラムで#KoreanRamyun (Ramen)、#ShinRamyunのハッシュタグ検索をすれば、世界各地で辛ラーメンなど韓国のインスタントラーメンを楽しむ姿が10万件近く出てくる。単純に韓国のインスタントラーメンを食べてみたというレベルを越え、卵やギョーザ、海産物など各自の好みに合わせて材料を加えた写真と映像が多い。海外での生活や旅行中になつかしい故郷の味を思い出させた韓国のインスタントラーメンが、今では世界の人々が楽しむメニューとして定着しているということだ。
こうした人気を受け、韓国のインスタントラーメンの海外販売量も急増している。最近の農林畜産食品部の発表によると、昨年の韓国のインスタントラーメン輸出額は前年比で29.3%増えて6億ドルを超えた。人気の秘訣は「簡単」と「味」だ。家庭で簡単に食事を解決することを望む消費トレンドと、熱湯さえあればすぐに作ることができる手軽さが合致したのだ。特に韓国インスタントラーメンはスープの深みや麺のコシ、具の味や品質などで日本や中国を抑え「世界最高のラーメン」として認められている。
人気ブランドには断然「農心(ノンシム)辛ラーメン」が挙げられる。「辛ラーメンブラック」は昨年、ニューヨークタイムズで世界最高のインスタントラーメンに選ばれた。米ロサンゼルス工場の生産ラインをフル稼働している農心は、今年末までに第2工場の設立を終える計画だ。