アップルが未来自動車市場に参入するだろうか。ソフトウェアとシステム、ハードウェア開発ノウハウまで備えたアップルは未来自動車市場の強力な挑戦者だ。写真はアップル関連情報が上げられるマックルーマーズが予想したアップルカーの姿。[写真 マックルーマーズ]
ブルームバーグは6日、消息筋の話としてアップルと現代(ヒョンデ)自動車の電気自動車生産をめぐる協議が最近中断されたと報道した。
ブルームバーグは「現代・起亜(キア)自動車がアップルとの協議内容を間接的に認め、こうしたことがアップルとの協議をこじれさせた」と伝えた。
アップルは電気自動車開発を数年間秘密にし、協力企業を効率的に支配するためのシステムを構築している。ブルームバーグはアップルと現代がいつ協議を再開するかは不明だと伝えた。
一方、ブルームバーグの報道に先立ち5日にウォール・ストリート・ジャーナルは起亜自動車が米ジョージア工場でアップルカーを組み立てるという計画と関連し潜在的パートナーと接触していると伝えた。同紙によると、起亜自動車の親会社である現代自動車はアップルとの交渉で30億ドルを投資し、起亜自動車が早ければ2024年からアップルブランドの自動車生産を始める案を協議している。
合意に至れば生産初年度から起亜自動車ジョージア工場で最大10万台を組み立てることができる。
しかしアップルは現代自動車以外にも多様なパートナーとの協力案を模索しているという。前日に日本経済新聞はアップルがトヨタ、日産、ホンダ、三菱、マツダ、スバルの6社とアップルカー生産に向けた協議を進めていると報道した。