韓銀「急激なインフレの可能性低い」…当分低金利を維持

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株式・住宅などの資産価格が異例の速度で上昇し、金融不均衡のリスクがより大きくなったという韓国銀行の警告が出た。韓国銀行は、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の衝撃から景気が回復する過程で急激なインフレ(物価上昇)が起こる可能性は大きくないとの見方を示した。

韓銀は11日、金融通貨委員会を開き、通貨信用政策報告書を議決した。韓国銀行法に基づいて国会に提出する報告書だ。今回の報告書は昨年12月に報告書に続き、再び金融不均衡のリスクを警告した。家計負債の増加速度が速くなり、経済全般に対するリスクがそれだけ高まったという意味だ。

韓国銀行は、国内の証券市場と不動産市場で資産価格の上昇速度が、米国やドイツなどの主要国よりもかなり速いと評価した。イ・サンヒョン韓銀金融政策局長は「昨年、ソウルのマンション入居件数が大きく縮小したことから供給不足の懸念が作用した。住宅価格のさらなる上昇への期待が大きかったものと推定する」と述べた。イ局長は「株価の上昇などによる金融環境の改善が、実物経済の回復に貢献する側面がある」としつつも、「新型コロナ感染の再拡大で景気の不確実性が高い状況では、資産価格の急速な上昇が持続する場合、金融不均衡が深刻化する可能性がある」と指摘した。

韓国銀行は、当分の間、金融政策の緩和(低金利)の基調を維持する意向を示唆した。雇用不振が続くなど、新型コロナの余波が残っているという判断からだ。最近、物価上昇の懸念が頭をもたげているが、下手に金利を上げれば景気回復に冷水を浴びせかねないというのが、韓銀の悩みだ。

韓国統計庁によると、先月の消費者物価は、前年同期比1.1%上昇した。昨年2月(1.1%)以来、1年ぶりに物価上昇率が最も高かった。

特に農畜水産物の物価上昇率は、先月16.2%で、10年ぶりに最高を記録した。

パク・ジョンソク韓銀副総裁補は、「世界的な景気回復の流れに加え、金融緩和政策などによる流動性の拡大が物価に反映されている」と述べた。最近の物価上昇の背景には、▼主要国の景気に回復傾向が見られ、需要が増加したことと、▼市中の資金量を大幅に増やすことから、お金の価値は低下し、物の価値は上がるという影響が同時に作用しているという説明だ。

パク副総裁補は「短期的には、抑圧された需要の噴出や原材料価格の上昇に伴う物価上昇は留意しなければならない」としつつも「インフレの継続的な拡大の可能性は制限的だろう」と予想した。

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