102歳の介護施設入居の女性、2年ぶりに家族とハグ 全員接種終え 米

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介護施設に入居するローラ・ジャースタッドさん(102)の元を義理の娘と孫が訪れた/Courtesy Good Samaritan Society

介護施設に入居するローラ・ジャースタッドさん(102)の元を義理の娘と孫が訪れた/Courtesy Good Samaritan Society

(CNN) 米フロリダ州でこのほど、102歳になる介護施設の女性入居者が新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた家族と再会し、2年ぶりにハグをかわす出来事があった。

ローラ・ジャースタッドさん(102)は4月21日、フロリダ州キシミーにある介護施設の日当たりのよい部屋にスタッフによって運ばれた。その部屋には義理の娘のサンディーさん(77)と孫娘にあたるレイチェルさん(52)が待っていた。新型コロナウイルスの感染が拡大して以来初となる再会だった。

レイチェルさんがローラさんの腕をさすり、頭にキスをすると、ローラさんは「愛している。あなたがここにいてくれてうれしい」と語った。

サンディーさんも2年ぶりに会えてうれしいと返事をして、ブラウスやネックレスをほめた。

レイチェルさんはCNNの取材に対し、自分の家族はミネソタ州に、母親はサウスダコタ州に住んでいるため、望むように頻繁にはローラさんに会えないと語った。

レイチェルさんによれば、サンディーさんは昨年、ローラさんを見舞う計画だったが、新型コロナウイルスのために旅行は取りやめとなった。

サンディーさんとローラさんのワクチン接種は済んでいたため、レイチェルさんは自身の2回目の接種が終わってから2週間後の便を予約したという。

レイチェルさんによれば、施設は家族がビデオ通話をできるよう手配してくれてもいた。レイチェルさんは、ビデオ通話も素晴らしいとしつつも、実際に顔を合わせて、座り、手を握って、ハグし、キスをして、どれほど愛しているのかを伝えられることとは同じではないと語った。

同施設を運営する団体の広報担当によると、施設の訪問者はワクチン接種を受けている必要はない。ただ、政府の示すガイドラインに従い、新型コロナの症状や接触の可能性のチェック、マスク着用、手洗い、スタッフや入居者との距離の確保を求められ、屋外での面会が推奨されている。

もし入居者も訪問者もワクチン接種がすんでいる場合は、独立した部屋で面会するときはマスクを外すことも許されるという。

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