(CNN) 米フロリダ州の警察は7日、高速道路上で走行中の車を銃撃し、運転者にけがを負わせた疑いで、10代の若者3人を逮捕した。3人はこの直前、卒業パーティーから帰る集団に対しても発砲した疑いがある。
警察によると、同州マイアミデイド郡のバーで6日未明、卒業パーティーの出席者らが帰ろうとしたところへ銃弾が撃ち込まれ、刑務官1人が死亡、2人が負傷した。
さらに現場から逃げようとした車が衝突事故を起こし、乗っていた2人が死亡、3人が負傷した。車には銃弾が貫通した穴が複数みられ、2人の死因が事故だったのか銃撃だったのかは今のところ不明だという。
逮捕された容疑者3人は、車からこのパーティーの様子をうかがっていたこと、出席者の一部と敵対関係にあったことが分かっている。
容疑者らはパーティー会場から車で去った後、高速道路上で出席者の1人が所有する車を見つけて発砲。運転していた男性は脚に複数の銃弾を受け、自身の運転で病院へ駆け込んだ後、別の病院に搬送された。容体は安定しているという。
容疑者らは帰宅後に車への発砲を認め、殺人未遂容疑で逮捕された。
警察はバーでの発砲事件との関連を調べている。3人はギャング集団と争っていたことも分かっているという。
米国内では先週末に各地で起きた銃撃事件で少なくとも16人が死亡、数十人が負傷した。銃暴力の情報サイトによると、今年はすでに8400人以上が銃暴力で死亡している。