日本にも影響が出そうな話だ。世界シェア80%を持つ中国製マグネシウムが、温暖化ガス削減による電力不足の影響で生産停止となっているそうだ。20日に停止命令が通達され、いつ再開するかも分かっていないという。この影響でマグネシウム価格が急騰している。
中国産マグネに供給不安。中国政府が生産停止命令、国内アルミメーカーに影響も
9/24(金) 6:11配信 鉄鋼新聞
中国のマグネシウム生産が止まっている。中国政府が石炭電力の過剰消費を抑制するために主産地の陝西省でマグネシウムの生産停止命令を発令したため、供給不安となっている。北京オリンピックまで生産停止となる可能性もあり、国内でマグネシウムを使用するマグネシウムメーカーやアルミ圧延メーカーの生産に影響が出る可能性もある。
非鉄専門商社タックトレーディングの上島隆社長は「中国産マグネシウムの相場は全く存在していない」と22日に取引先に報告した。背景にあるのは、中国中央政府が20日に通達した生産停止命令。陝西省のほぼ100％のマグネシウム生産地域で当分の間、石炭電力の過剰消費を抑えるために全面的に生産を停止するとした。上島社長によると「この命令が撤回されない限り、中国産マグネシウムは市場に出てこなくなる」という。
マグネシウムの世界生産量は年間100万トン。このうち中国が80万トンを生産し、中でも陝西省は中国内でのシェアが8～9割に上る一大生産地だ。この陝西省でマグネシウム生産用の電力供給がストップしたため、「仮に冬季オリンピックまでの5カ月間生産停止となれば、年30万トンの供給がなくなることになる」（上島社長）と指摘する。
中国のマグネシウム価格はコロナ禍による低迷から回復し、特に8月以降は急激に上伸。7月末に3150～3200ドルだった相場は8月後半には4100ドルまで上昇していた。この値動きについて上島社長は「当初は仕手筋が絡んだ一時的な動きとみていた。しかしこの状況を鑑みると、生産停止の情報を事前に感知していたものによる買い占めだった可能性がある」と推測した。相場は立っていないものの、先週時点では仕手筋によって7500～8500ドルでの売買もあったもようだ。
なお電力制限は雲南省でも実施されており、アルミやシリコンメーカーは減産を余儀なくされている。
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中国発の信用不安が起こるか
ワトソン君今日は中国の話題一色ですね！やっぱり、今週も大変な1週間だと思います・・・。
黒井この記事を読む限り、金属価格はむしろ高騰してるんだよ。供給不安が起きてるからだ。これは中国発の信用不安と言い換えた方がいいかもしれないね。
ワトソン君マグネシウムって、どんな物に使われるんですか？
黒井記事中にアルミ圧延とあるから、アルミニウムとの合金にでも使われるのかな？最軽量かつ導電性ということで用途は多岐に渡るものと思われる。完成品を多く製造する日本にとっては他人事ではない。
ワトソン君専門の新聞でしか、取り上げられない話題なんですね・・・。マスメディアでもっと報道するべきでは？
黒井いや、これは業界紙にとどめておくべき話だと思う。一般大衆はこの小さな報道が何を意味しているかがほとんど理解できないし、できたとしても対応不可能だからな。マグネシウム価格の高騰がすべてだ。
中国経済は自壊する運命にある
ワトソン君ネットユーザーの反応です！
・中国は、こうやって資源を売り渋る事でしか国際的な影響力を発揮できません
・民主党が与党だった時、中国はレアアースの輸出を禁止しました
・日本のEEZの海底にあるマグネシウムボール拾いが産業化しそうです
・冬になって電力需要が逼迫してくると、様々な産業が停止すると思います
・こんな事をしながら、TPPに加盟したがるんですか？
黒井売り渋りというより単なる自壊じゃないか？交渉の一貫でやってるとは思えない。中国経済そのものを大きく押し下げることになるだろう。
ワトソン君中国は、もう有事ですね・・・。戦争の準備をしないといけないです。
ワトソン君中国の皆さん、環境破壊をやめて農業に戻りましょう！さようなら！
黒井習近平主席には令和版文化大革命をよろしく頼みたいｗ
