大学入学共通テスト初日に臨む受験生=15日午前、東京都文京区の東京大
大学入試センターは19日、大学入学共通テストの平均点の中間集計を公表した。
主要科目の「数学I・A」(満点100点)は40.25点で、昨年より大幅に下がり、前身の大学入試センター試験以来、過去最低となった。得点調整の対象となる科目間で20点以上の平均点差は出ず、調整は行われない見通し。
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採点を終えた約24万人分を集計した結果、国語は108.79点(満点200点)、数学II・Bは45.89点(同100点)、英語リーディングは63.29点、英語リスニングは60.56点だった。
共通テストはセンター試験の後継で、今年が2回目。思考力や判断力、表現力をより重視した出題がなされ、初回だった昨年の最終集計と比べると、数学I・Aは17点も低下。国語も8点下がった一方、英語の平均点は上回った。