兵庫県警察本部
21日午前6時20分頃、兵庫県南あわじ市広田広田の住宅街で、50歳代の住民男性がサルに襲われ、指をかまれるなどけがを負った。
この男性が格闘しながらサルを捕獲。兵庫県警南あわじ署員がオリに入れ、市に引き渡した。サルは衰弱していたといい、まもなく死んだ。
市農林振興課によると、近隣では昨年11月下旬からサルが出没し、住民らが引っかかれたり、飛びつかれたりする被害の通報が5件あった。いずれも同じ若いオスとみられ、大きさなどから、今回のサルと同一個体の可能性があるという。
同課の担当者は「ここ数年、市民が襲われたという話は聞いたことがない。若いオスは群れを離れて単独行動することがある。遭遇した時は、身の安全確保を最優先してほしい」と話している。