10階の客室で男性が死亡していたホテル(22日午前1時9分、東京都豊島区池袋で)
21日午後9時50分頃、東京都豊島区池袋のホテルで、男性が胸と右脚を刺されて倒れているのを警察官が発見した。男性はその場で死亡が確認された。財布から現金がなくなっており、警視庁は強盗殺人事件として捜査。22日朝、現場から立ち去ったとみられる20歳代の女を八王子市内で確保し、事情を聞いている。
発表によると、死亡したのはさいたま市南区の職業不詳の男性(82)。女性の声で「『やばいから来て』と友人からラインがあった」と110番があり、駆けつけた警察官が10階客室の椅子にもたれかかる状態で倒れている男性を見つけた。刃物などは見つかっておらず、司法解剖して詳しい死因を調べる。
男性は21日午後8時10分頃、女と一緒にチェックイン。約1時間後、女が1人で立ち去る様子が防犯カメラに映っていた。警視庁が追跡したところ、女は知人とみられる男性2人と合流。捜査員が22日朝、八王子市内で3人を確保したという。警視庁は男性2人からも事情を聞いている。
現場は、池袋駅から北に約300メートルの飲食店が立ち並ぶ繁華街の一角。