岡山県新庄村議会で副議長を務める稲田泰男村議(64)が、村の残土処分場に2台の軽乗用車などを不法投棄した問題で、同議会の磯田博基議長は20日、村役場で開かれた議員全員協議会で、稲田村議から提出された議員辞職願を同日付で許可した。
処分場は稲田村議の自宅に近く、昨年7月、重機で穴を掘って親族の車を埋め、掃除機なども投棄したという。村は稲田村議が改善措置命令を受けてすぐに撤去したため、刑事告訴はしない方針。
稲田村議は取材に「車などを置いていた場所を片付けるためで、その時はスクラップに出すという考えはなかった。村の信用を失墜させて申し訳ない」と話した。