ロシア軍の揚陸艦が撃沈され、合計3隻が破壊されたことが分かった。またそれとは別にロシア軍が精密誘導弾を使い果たしてしまったことも判明した。ロシア軍が取り得る戦略が徐々に少なくなりつつある。
激しく上がる黒煙…ウクライナ軍が反転攻勢、ロシアの大型揚陸艦3隻を破壊と発表
3/25(金) 13:55配信 読売新聞オンライン
ロイター通信などによると、ウクライナ政府は24日、アゾフ海に面する南東部ベルジャンシク港に停泊中のロシア海軍の大型揚陸艦「オルスク」を破壊したと発表した。オルスクとは別の大型揚陸艦2隻では火災が発生するなどして、3人が死亡したという。
公開された映像には、オルスクとされる船体が炎上し黒煙が激しく上がる模様が映っている。
ロシア軍は2月末頃にベルジャンシク港を占拠し、侵攻を続ける部隊に物資を送る補給拠点にしている。
英BBCによると、オルスクは21日に装甲車などを積み入港したとみられる。オルスクは戦車20両、装甲車45台などを輸送できる。
ベルジャンシクの約80キロ・メートル東には、露軍が包囲し人道危機が深刻化するマリウポリがある。
ロシア国防省は、オルスクなどが被害を受けたかどうか明らかにしていない。
ウクライナ軍は、首都キエフ郊外でも反転攻勢に出ている。だが露軍は各地で激しい攻撃を続けている。
ウクライナ国営通信は24日、南部ミコライウ州で露軍の砲撃により3人が死亡し13人が負傷したと伝えた。
ロイター通信によると、国連人権高等弁務官事務所は24日、ロシアの侵攻によりウクライナでは1000人を超える民間人の死者が確認されたと発表した。
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ウクライナ“戦闘長期化”懸念 ロシア揚陸艦から黒煙「撃沈は成功」
3/25(金) 11:50配信 日テレNEWS
ロシアがウクライナに侵攻してから1か月を過ぎました。ウクライナ軍がロシア軍の艦艇を撃沈したと発表するなど激しい抵抗を続ける中、戦闘は長期化の懸念が強まっています。
ゼレンスキー大統領「(きょうで)30日目、もう1か月です。この1か月、我々はロシアの主な進軍ルートでロシア軍を撃退しました」
ウクライナ軍が24日、公開したのはロシアの揚陸艦「オルスク」を撃沈したとする映像です。南部のアゾフ海に面するベルジャンシクの港で撮影されたとしていて、船からは大きな黒煙と炎があがっているのが確認できます。
ロイター通信によりますと、ウクライナ軍は「撃沈は成功した」としています。
また、24日でロシアがウクライナに侵攻して1か月となったことを踏まえ、ウクライナ国防省は「『オルスク』がハイライトになった」とコメントしています。
一方、ロイター通信はアメリカ国防総省高官の話として、ロシアが精密誘導弾を使い果たしたと伝えています。無誘導弾や大砲に頼る可能性が高まっているとしています。
またイギリス国防省は、ロシア軍の死者が数千人に上るとの見方を示しました。
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いい報道と悪い報道がそれぞれ1つずつ
黒井ロシア軍はウクライナを侮っていたとしか思えない。SNSで堂々と映像を公開しプロパガンダに使用するはずが、呆気なくやられてしまう結果となった。1隻を撃沈し2隻を破壊することができた。ロシア側にとっては大損失で、責任を取らされるべき国防相は既に行方不明となってしまっている。
黒井一方でマリウポリを例のチェチェン共和国のカディロフ部隊が制圧したとの報道もあった。南部戦線は依然として不利な状況にあり、補給部隊も途絶えてはいない。ロシアへのさらなる経済制裁を発動して追い込むべき場面が来たと言える。