厚生労働省は13日、5~11歳の子どもに対する米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種で、1日までに医療機関から13例の副反応疑いの報告があったと専門部会で明らかにした。ほとんどが既に回復したか回復に向かっているといい、部会は「接種に重大な懸念は認められない」との見解をまとめた。
厚労省によると、男児が7人、女児が6人。症状は接種の緊張や痛みで血圧低下などが起きる血管迷走神経反射の報告が多く、けいれんや嘔吐もあった。また7歳の男児1人には心筋炎や心膜炎が見られた。
5~11歳へのファイザー製接種では、12歳以上よりも有効成分が少ない製品を使う。