日朝会談へ環境づくり、対中牽制も 河野外相のモンゴル訪問の狙い

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日・モンゴル外相会談に臨む河野太郎外相(左)とモンゴルのツォグトバータル外相(右から2人目)=16日、ウランバートルのモンゴル外務省(原川貴郎撮影)
日・モンゴル外相会談に臨む河野太郎外相(左)とモンゴルのツォグトバータル外相(右から2人目)=16日、ウランバートルのモンゴル外務省(原川貴郎撮影)
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 河野太郎外相が日本の外相として9年ぶりにモンゴルを訪問した狙いは、北朝鮮と伝統的に関係が深いモンゴルを通じて、拉致問題の解決に向けて日朝首脳会談の早期開催へ協力を得ることにあった。同時に、インフラ開発の開放性や経済連携強化を柱とする「自由で開かれたインド太平洋」構想を具体化させ、巨大経済圏構想「一帯一路」を進める中国を牽制(けんせい)することも図った。

 ツォグトバータル・モンゴル外相「モンゴルの重要な第3の隣国であり、共通の価値観を有する戦略的なパートナーである日本と友好的関係、協力を深化させることは、モンゴル外交政策の最優先課題の一つの方針だ」

 河野氏「自由、民主主義といった共通の価値観を持つモンゴルとの戦略的パートナーシップをさらに一層発展させていきたい」

 外相会談は、両国が「共通の価値観を有する戦略的パートナー」であることを確認し合うことから始まり、北朝鮮問題を中心に話し合われた。

 安倍晋三首相は5月初めに「条件をつけず」に北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と向き合う意向を表明した。ただその後、日朝の外交当局の表舞台での接触は実現していない。

 モンゴルは拉致問題の解決に「何でも協力する」(日本外務省幹部)との立場にあり、日本が連携を重視してきた。首都ウランバートルは、拉致被害者の横田めぐみさんの両親とめぐみさんの娘のキム・ウンギョンさんとの面会(2014年3月)や、日朝政府間協議(12年11月)の開催の舞台になった。

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