(写真:読売新聞)
新潟県長岡市は27日、木造2階アパートで隣り合った2世帯の水道管が取り違えて配管され、水道料金を誤徴収していたと発表した。誤徴収が確認されたのは、請求データが残る1999年3月分から今年2月分までの23年間分、計9万7659円。
市水道局によると、1世帯から6日に指摘があり、調査したところ、市水道局が保管していた配管の図面と異なり、2世帯の配管が取り違えて設置されていた。アパートは1971年完成。完成後の検査に不備があり、50年以上誤徴収があったとみられる。
市は、過大徴収となった1世帯に9万4837円(時効成立前の20年間)を返還し、過少徴収となった別の1世帯から7788円(同2年間)を追加請求する。大野宏・水道局長は「多大な迷惑をかけ、おわびする。再発防止に努める」とコメントした。