ロシア内部崩壊まで秒読みか。
消えた軍参謀総長、ロシア作戦失敗で仲間割れか 楽観報告の上に苦戦でプーチン氏激怒、FSBを「粛清」 GRUに権限移行で戦況に変化は?
5/16(月) 17:00配信 夕刊フジ
ロシアのウラジーミル・プーチン政権中枢に異状あり―。黒海では露海軍の最新鋭支援艦が炎上したと伝えられるなど苦戦が続くなか、ウクライナ侵攻の作戦立案について、諜報機関の連邦保安局(FSB)が外され、軍参謀本部情報総局(GRU)に代わったと報じられた。また、軍制服組トップの参謀総長が9日の対独戦勝記念日に姿を見せなかったのも極めて異例で、その背景に憶測が広がっている。
作戦立案部門の移行については、英紙デーリー・テレグラフ(電子版)や英紙タイムズなどが報じた。
2月の侵攻開始以来、ロシア軍は首都キーウ(キエフ)を制圧できずに撤退、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」を撃沈され、前線で少なくとも9人の将校が犠牲になるなど失態続きだ。
作戦を立案してきたFSBについて、3月には侵攻を「完全な失敗」とする内部文書の存在が発覚した。FSBが楽観的な事前情報ばかり報告したことにプーチン大統領が激怒し、FSB第5局のセルゲイ・ベセダ局長らが自宅軟禁され、職員150人がパージされたとも報じられた。
ロシアの軍事・安全保障に詳しい東京大学先端科学技術センター専任講師の小泉悠氏は「真偽のほどは明らかでないが、作戦の立案部門がFSBからGRUに移行したとみられる。FSB第5局は旧ソ連諸国の諜報部門で、ウクライナで騒乱を引き起こすことやゼレンスキー首脳部の捕縛などを狙っていたとみられるが、失敗したため、責任を負わされたのだろう」と話す。
GRUは、前身となる組織の創設が1917年のロシア革命期にさかのぼり、第二次世界大戦でも対ナチスドイツなどで活動してきた。91年のソ連崩壊以降、ソ連国家保安委員会(KGB)は解体され、FSBと、対外情報庁(SVR)に分離したが、GRUは軍の情報部門として存続した。
欧州政策分析センター(CEPA)のリポートによると、作戦立案の新しい責任者となるのは、GRUのウラジーミル・アレクセイエフ第1副局長。特殊部隊出身で、シリアでの軍事行動や、2014年以降のウクライナ東部ドンバスでの戦争にも参加した。
18年に英国でGRUの元大佐が神経剤ノビチョクで襲撃された事件への関与も疑われた人物で、「残忍で、無謀なまでに自信に満ちあふれている」というのが軍の同僚らによる評判だ。
ヘインズ米国家情報長官は10日、上院軍事委員会の公聴会で、プーチン氏が「長期的な紛争への準備を進めている」とし、情勢は「予測不能で激化する恐れもある」と分析する。FSBからGRUに作戦立案が移行したことで戦況に変化は出てくるのか。
「FSBもGRUも残忍な組織であることに変わりはないが、プーチン氏はFSBの権限が強大になることを恐れ、これまでもGRUとSVRを競争させてきた」と前出の小泉氏。
「本気の戦争を考えていれば軍に作戦立案も委ねるべきだが、この期に及んで情報機関に固執するのでは勝算は見込めないのではないか」との見方を示す。
■小泉悠氏「ウクライナ侵攻作戦がうまく運んでいない証拠」 責任なすり合い
軍中枢の動きにも異状がみられる。
英BBCニュース(電子版)は9日の戦勝記念日のパレードで、ロシア軍のワレリー・ゲラシモフ参謀総長について、「影も形もなかった」という複数の報告があると伝えた。
ゲラシモフ氏は1999年のチェチェン紛争で軍を指揮して以来、プーチン政権下の軍事作戦を統括してきた。
ウクライナ侵攻では4月下旬にドンバス地域の最前線を訪れたとみられるが、英大衆紙デーリー・メールによると、右足の上部3分の1に榴散(りゅうさん)弾による負傷を受けたという。
前出の小泉氏は「戦勝記念日のパレードに参謀総長が出席しないのは異様だ。負傷が原因なのかもしれないが、プーチン氏と対立している可能性もゼロではない。いずれにしてもウクライナ侵攻作戦がうまく運んでいないことは間違いなく、プーチン氏、軍と情報機関の三つどもえで責任のなすり付け合いが起きていることも否定はできない」と分析した。
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ワトソン君誰が敵で誰が味方なのか、分かりません!
戦勝記念日に軍参謀総長が出席しない=敗戦へ
黒井この前の報道ではこのゲラシモフとかいう小悪党みたいな名前の人が強硬だという話だったが、まさか前線で負傷していたとはな。
ワトソン君今ロシア軍のトップは、その人とは別なんですか?
黒井いや、失脚はしてないだろ。だがプトラーとの関係も悪化してるんじゃないかと上の記事にはある。単なる怪我による欠席か、あるいは…ということ。
ワトソン君出席しなかったのは、確かにおかしいですね・・・。戦勝できないって事ですか?
黒井まあそういうメッセージにもなるわな。モスクワ沈没直後だったし、とてもじゃないが戦勝ムードに浸れる状況ではなかった。完全に米欧にしてやられた形だ。
ウクライナ軍に作戦を9回も阻止されたらしい
ワトソン君ネットユーザーの反応です!
・ゲラモシフさんが戦勝記念日に来なかったのは、負傷が原因だと思います
・プーチン大統領は、まず自分を粛清した方がいいです
・ロシア国内でも人々の意識の差が大きいと思います
・ロシア軍の兵士の損耗率が国内に伝わった場合、どうなるか分かりません
・5月10日のロシアの川を渡る作戦は、ウクライナに9回阻止されてます
黒井そこまで激しい戦いだったのか。我々一般国民はロシアの戦車が全滅した後の様子しか分からないが、9回も阻止されたというのは凄まじい。9回に分けてロシア大隊に断続的に砲撃したわけだから。
ワトソン君その作戦を考えたのが今回出てきたGRUじゃないかって、言われてますね・・・。どっちもダメだったんですね。
黒井なるほど。ロシアがボロボロなことに変わりはない。今日からボロシアで。
ワトソン君適当過ぎます(笑)
ワトソン君ロシアの皆さん、このままだと敗戦国になります!領土割譲です!さようなら!