乱射事件の犠牲となったイルマ・ガルシアさんの墓(AP)
テキサス州南部のユバルディで24日に発生した小学校での乱射事件で死亡した4年生担当の教員、イルマ・ガルシアさん(享年48)の追悼ミサと葬儀が26日に地元の教会で営まれたが、イルマさんと24年間連れ添った夫のジョー・ガルシアさんが葬儀を終えて帰宅したあとに死去。50歳だった。
ガルシアさんはイルマさんの墓前に花束を捧げたが、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じた甥のジョン・マルティネスさんによれば自宅に戻ったあと心臓発作を引き起こして倒れ、帰らぬ人となったとしている。
AP通信によれば2人の間には4人の子どもがいて長男は海兵隊の隊員、次男は大学生、長女は高校2年生、次女は中学1年生。わずか3日間で予想もしなかった形で両親を失うという悲劇と直面する事態となった。
24日の乱射事件では警官の射殺されたサルバドール・ラモス容疑者(18)がライフルを手にしてユバルディのロブ小学校に侵入。1時間近く教室から教室を渡り歩いて発砲を繰り返し、児童19人と教員2人が死亡していた。
ラモス容疑者が車で小学校に乗りつけたのは午前11時28分で射殺されたのは午後12時58分。1時間以上も警察当局は学校内に足を踏み入れておらず、警察の対応を「遅すぎる」として非難する被害者の家族も出てきている。