政府は大阪で28、29両日に開く20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の行事や各国の記者が集まるメディアセンターを、使い捨てプラスチックの使用「ゼロ」で運営する計画だ。安倍晋三首相は地球規模の課題となっている海洋プラスチックごみへの対応を「G20大阪サミットの最大のテーマの一つ」と宣言しており、言行一致を図る。
会議やメディアセンターで飲食物を提供する際などに、食品衛生上、使用が避けられないものを除き、使い捨てプラスチック製品は原則用いない。代替品として木製ストローといった日本ならではのものを紹介する。外務省は6千人に上る各国代表団に対しても、使い捨てプラスチックの持参を控えるよう協力を呼びかけている。