「ワイスピ」撮影に反対運動 違法公道レースに住民悲鳴

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「ワイスピ」撮影に反対運動 違法公道レースに住民悲鳴

26日、米アンジェリーノハイツで、映画「ワイルド・スピード」の撮影に反対する人たち(AFP時事)

 映画の影響で多発する公道での違法で危険な自動車レースに、住民らは悲鳴を上げている。

 違法なストリートレースを描いた同シリーズは、一般公道で観衆に見守られての高速走行などの行為が横行する一因になったといわれる。アンジェリーノハイツは作品で、俳優ヴィン・ディーゼルさん演じる登場人物「ドミニク・トレット」のホームタウンでもある。

 反対運動を率いる住民ダミアン・ケビットさんは、ワイルド・スピードが「違法行為を美化」した結果、アンジェリーノハイツが「違法な公道レースの観光地」になったと主張。「週末になると何台もの車が来て、エンジンを吹かし車をスピンさせる。ここでは映画が撮影されるまで、ストリートレースなどなかった」と憤る。

 別の住民は、夜中に車の騒音で頻繁に起こされたことが子供のトラウマになり、怖くて屋外で遊べなくなったと吐露。今後は別の場所で撮影してほしいと訴えた。 

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