ウクライナ軍が久々にTB2の攻撃シーンを公開、ヘルソンの反撃にTB2を投入か

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ウクライナ軍が久々にTB2を使用した攻撃シーンを公開、もしかするとヘルソンの反撃にTB2を使用した地上攻撃を実施しているのかもしれない。

TB2の対地攻撃が再開されているのなら敵防空システムが弱体化している裏付けになる

ウクライナ軍がTB2を使用した攻撃シーンを公開して注目を集めており、ヘルソン州上空をカバーする敵防空システムは「HIMARSやAGM-88HARMの攻撃で弱体化している」「ヘルソンでの反撃は航空支援を伴っている」という指摘も多いので、もしかするとヘルソンでTB2を使用した地上攻撃が行われていることを示唆しているのかもしれない。

さらに反撃に出たウクライナ軍地上部隊を映した動画も見つかっており、戦車や装甲兵員輸送車を押し出した後に歩兵がついていく様子がハッキリと確認できる。

ヘルソン州でウクライナ軍が前進した兆候=ロシア軍から奪還した拠点の情報を幾つか把握しているが、今のところウクライナ政府も軍も前進に関する情報を開示しておらず、ロシア軍の反撃も行われているため暫く様子を見てから戦況マップを更新する予定だ。

因みにNATO加盟国のルーマニアはTB2×18機(約3億ドル相当)を購入すると報じられており、BAYKARは最近「22ヶ国とTB2の契約を結んだ」と主張していたが、この発言から1ヶ月も立たない内に「24ヶ国とTB2の契約を結んだ」と明かしているため同機のセールスは絶好調なのだろう。

英BBCも「TB2を評価しているのは東欧やコーカサスだけではない。最近はアフリカ諸国が次々とTB2を購入している」と報じているが、NATO関係者や中東諸国の代表団もTB2やKızılelmaを視察するためBAYKARを訪問しており、もはやトルコ製UCAVへの関心度は「一部の限定された地域」から「全世界レベル」に拡大した感がある。

TB2を含むUAVやUCAVは決して万能ではなく、有人戦闘機にとって変わるものでもなく、比較的サイズが大きく中高度を飛行する無人機は敵防空システムによって制約も受けるが、最も優先される主任務は搭載されたEO/IRセンサーによる情報・監視・偵察(ISR)任務で、視覚的な戦場認識力の拡張が戦闘全体の効率を高めるのに役立っており、TB2が特に評価されるのはISRと対地攻撃が可能でシステム全体がリーズナブルだからだ。

YouTube video

日本メディアは特にTB2の対地攻撃能力だけを見て「ゲームチェンジャーだ」と持ち上げ、侵攻初期の結果だけを見て「対戦車兵器に脆弱な戦車はもはや不要だ」と叫び、戦いの局面が変わってHIMARSが活用すると直ぐに「ゲームチェンジャーだ」とセンセーショナルに書き立てるが、海外でもウクライナでも戦車はロシアとの戦いに欠かせないという認識で一致しており、前線が1日で何十kmも移動するような局面になれば防空網のカバーが間に合わなくなりHIMARSよりTB2の方が役立つ可能性もある。

つまり戦場の条件が変わると役立つ兵器の種類も変わるので、バランスよく戦力を整備しておかなければ敵につけ込まれやすくなるという意味だ。

大きく本題から脱線しまったが、ウクライナの戦況を解説する際「ゲームチェンジャー」を連発する日本メディアの報道は如何なものだろうか?

 

※アイキャッチ画像の出典:Vae Victis

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