まーた愛国日報がスワップスワップ騒ぎ始めた。
【コラム】為替への無対応が能なのか…通貨スワップ強力推進しなくては=韓国(1)
9/18(日) 10:35配信 中央日報日本語版
「キングドル」の時代、「強いドル」という表現がひとつふたつと「キングドル」に変わっている。最近のドルの威勢を見ればそれもそのはずだ。対ドルで主要国の通貨価値は連日急落している。ウォンの価値も同じだ。ウォン相場は15日に1ドル=1393.70ウォンまで落ちた。13年5カ月ぶりに1390ウォン水準を超えた。
キングドル時代の歴史は残忍な教訓を残した。ドル高は1997年に韓国をはじめとしてアジアを通貨危機に追いやり、翌年にはロシアの金融危機を招いた。いまも同じだ。スリランカはデフォルトを宣言し、国際通貨基金(IMF)と30億ドル規模の救済金融交渉を進めている。パキスタンとバングラデシュもIMFに救済金融を要請した状態だ。ドル高と新興国のデフォルトドミノが合わされば韓国の金融市場も安心できない。
だが韓国政府と韓国銀行の立場は「警戒心を持ってモニタリングする」(秋慶鎬経済副首相兼企画財政部長官)という水準にとどまっている。過去に政府が為替相場に機敏に対応したことを考慮すれば事実上無対応に近い。外貨準備高が5日基準で4364億3000万ドルに達し、対外健全性指標が安定的であるためだ。外貨準備高は規模だけでみれば世界9位圏で、1997年の通貨危機当時の204億ドルから比較すれば20倍を超える。2008年の金融危機と比較すれば2倍以上多い。いつでもドルを解いて市場安定措置を取るのに全く不足しないと判断するものだ。
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【コラム】為替への無対応が能なのか…通貨スワップ強力推進しなくては=韓国(2)
9/18(日) 10:35配信 中央日報日本語版
韓国政府の立場や韓国銀行の説明は間違っていない。だが最近のウォン下落傾向が市場に及ぼす影響は恐怖そのものだ。金融市場は言うまでもなく、原材料や中間財を輸入しなくてはならない企業の先物為替(一定の相場でドルや元などを売買)の問い合わせが増加している。輸入物価が高騰しインフレも終わりが見えない。恐怖が拡散すれば理性がまひする。冷徹な判断や事実を見る努力の代わりにひとまず他の人たちと同じ行動をしてこそ安心感を得られるためだ。こうした状況ではどうということもなかったような小さな火種で経済全体が混乱に陥ることがある。
「指標」や「事実」に起因した冷徹な分析も重要だが漠然とした恐怖を鎮める「一発」が必要なタイミングだ。政府は確認をしていないが、15日に外国為替市場でいわゆる「弁当爆弾」(昼休みにドル集中売り)を投げて1ドル=1400ウォンを突破するのを防いだのもこうした脈絡だろう。そうするには韓米通貨スワップのようなもう少し確実なものが必要だ。「現状況で通貨スワップでドル高を防げるというのは誤解」(李昌ヨン韓国銀行総裁)だとしても、過去の事例を振り返れば少なくとも最悪の状況で安全弁の役割はできる場合があるので政府は主要国との通貨スワップ締結に積極的に出なければならない。
5月21日の韓米首脳会談の際に発表した「通貨協力体系構築」もそろそろ具体的な何かを出さなければならない時期だ。当時韓米首脳が「両国は秩序正しくしっかり作動する外国為替市場に向けさらに緊密に協議していく」と発表し、通貨スワップよりさらに確実な保険という評価が多かったが、4カ月が過ぎようとしているのに知らせがない。最近のウォン下落はキングドルによる世界的な傾向ではあるが、これが韓国政府が手をこまねいている理由にはできない。
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黒井スワップに積極的に出るだの強力推進だの、相手国の意思など関係ないかのような主張が相変わらず鼻につく。去年末の為替スワップは米国の都合で打ち切られたにも関わらず、まだ何とか再開できると思っている時点で考えが甘い。リーマンショックの時までは甘やかしていた自民党も、今度こそは許さないだろう。
黒井コメント欄でも結論が独りよがり、外交は相互主義だとたしなめられていた。スワップスワップ連呼してアクセスを稼ぎたいのは分かるにしても、その主張があまりにもワンパターンだと閉口させられる。同じ芸風ばかりでは飽きられた末に指差されて嘲笑されるだけの存在になると自覚すべきだ。