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まもなくプーチン大統領がドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンで実施する国民投票について演説する予定で、ロシア国内の一部では国外脱出や兵役義務を先延ばしに注目が集まっているらしい。
正直どこまで踏み込んでくるのかは予想もつかないので21日に予定されている演説に注目するしかない
前々から噂されていたロシア連邦への編入を問う国民投票がドネツク人民共和国やルガンスク人民共和国だけでなく、ロシア軍占領下のザポリージャ地域やヘルソン地域でも23日~27日に実施すると20日午後に発表され、同日夜にプーチン大統領やショイグ国防相の演説が予定されていたが21日に変更された。
このタイミングで国民投票を実施する意図については今のところ不明だが、当初作戦を縮小してドンバス解放を掲げた第二段階作戦も行き詰まりを見せているだけでなく、ほぼ解放に成功したルハンシク州をウクライナ軍に奪還され始めており、契約軍人でのみで実施すると約束していた特別軍事作戦の兵士不足も深刻で「戦争状態へ移行して総動員を実施するための大義名分を作り出そうとしているのではないか?」と予想する声が多い。
ロシア議会は国民投票実施の発表に先立ち刑法改正を承認、兵役や予備役の招集拒否、作戦参加への拒否、敵への降伏、無断で部隊を離れる行為、戦地での略奪行為などに対する刑罰が大幅に強化され、特別軍事作に戦関連した事柄でプーチン大統領が直接国民に語りかけるのは「両共和国の独立承認(2月22日)」や「特別軍事作戦の開始(2月24日)」以来のことなので、ロシア国内の一部では「国外脱出の方法」や「兵役義務を先延ばしにする方法」が注目を集めており、ロシア人も国民投票に伴う総動員の実施を警戒している。
さらに興味深いのはカディロフ氏が「ウクライナとの戦いが新しい戦術=特殊作戦に切り替わる」と予告している点だ。
カディロフ氏は「敵は近い将来、大規模な報復計画の結果に直面して『これまでの戦いが子供じみた悪ふざけ』にしか見えなくなるだろう」と述べており、ロシアが政治的なレトリックを変更して「特別軍事作戦」の制約を取っ払ってくる可能性は高いと思われるが、正直どこまで踏み込んでくるのかは予想もつかないので21日に予定されているプーチン大統領の演説に注目するしかない。
因みにゼレンスキー大統領は「ロシアが何をしてもウクライナの立場に変更はない」と述べている牽制している。
ロシアが占領下のウクライナ地域で国民投票を実施、総動員に向けた布石?
※アイキャッチ画像の出典:Первый канал
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