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ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ロシアは西側が拡散している「核のレトリック」に加わることはしないと述べた。今年2月撮影(2022年 ロイター/Sputnik/Sergey Guneev/Kremlin via REUTERS)
[モスクワ 4日 ロイター] – ロシア大統領府のペスコフ報道官は4日、ロシアがウクライナとの紛争を巡り核兵器を使用する意思を示す準備をしていると英紙タイムズが報じたことについて、ロシアは西側が拡散している「核のレトリック」に加わることはしないと述べた。
タイムズ紙は3日、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの国境近辺で核実験を行い、核兵器を使用する意志を示そうとしていると、北大西洋条約機構(NATO)が加盟国に伝えたと報道。国防省の核兵器担当部署に関連するとみられる列車が移動したとも報じた。
この報道についてペスコフ報道官は「西側のメディア、政治家、国家首脳は核のレトリックを実施している」とし、「ロシアはこうしたことに参加しない」と述べた。
このほか、伊紙ラ・レプブリカは2日、ロシア海軍の原子力潜水艦「ベルゴロド」の動きに関する情報報告書をNATOが加盟国に配布したと報道。原子力核魚雷「ポセイドン」の初となる試験が実施されると懸念されていると報じた。
この報道についてイタリア国防相はコメントを控えている。NATOからはコメントを得られていない。
米国科学者連盟(FAS)によると、 ロシアが保有する核弾頭の数は5977個と、米国の5428個を上回り、世界最大。
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