反戦活動による自宅軟禁から逃走し、ロシア当局から指名手配されている国営放送の元職員オフシャンニコワさんがロシアを出国したと、弁護士が明らかにしました。
オフシャンニコワさんの弁護士は、17日、オフシャンニコワさんがロシアを出国し、ヨーロッパのある国の保護下にあるとSNSを通じて明らかにしました。
オフシャンニコワさんは、7月にクレムリン近くで「プーチンは殺人者」などと批判したことから起訴され自宅軟禁を言い渡されましたが、今月1日に行方がわからなくなりロシア内務省が指名手配しています。
オフシャンニコワさんは、その後、自らのSNSに動画を投稿し、足首に付けられた電子監視装置を見せながら「この装置をプーチンに付けろ。ウクライナ国民の大量虐殺と部分的動員によるロシア人男性の大量殺戮(りく)の罪だ」などと訴えていました。