ロシア南部の集合住宅の敷地内にロシアの軍用機が墜落し、火災が発生した
(CNN) ロシア軍の超音速戦闘爆撃機「スホイ34」1機 が17日、同国南部の都市エイスクにある集合住宅1棟の敷地内に墜落した。国営タス通信が明らかにした。
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墜落の原因はエンジン1基の発火とみられる。国営メディアのRIAノーボスチ通信が国防省の見解として報じた。
同機に何人が搭乗していたのかは不明。
国防省はRIAノーボスチ通信への声明で、南部軍管区の軍用飛行場から訓練飛行に飛び立った1機のスホイ34が墜落したと発表した。脱出したパイロットらの報告によると、離陸中にエンジン1基が発火したという。
墜落後に発生した火災の範囲は2000平方メートルと、緊急事態省がRIAノーボスチ通信に明らかにした。負傷者等の情報については現在確認中だとしている。
エイスクのあるクラスノダール地方のコンドラチェフ知事は、テレグラムへの声明で、同市に向かっているとしたうえで、現場には救急隊が到着し、地元の消防が全力で消火に当たっていると述べた。
タスが伝えた目撃者の情報によると、当該の集合住宅は9階建てで、建物全体が燃えているという。
エイスクはロシアが占領したウクライナの都市マリウポリから海を隔てた反対側に位置する。